「音楽会が終わったあとで」

小池昌代『屋上への誘惑』(2001年3月・岩波書店)からのエッセイ。
小池昌代は1959年生まれの詩人である。私より5歳年上であるから、今年で49歳になる。
授業でもよく引用するブログ「内田樹の研究室」(http://blog.tatsuru.com/)の2005年4月27日付け日記では、内田樹鷲田清一との対談にて小池昌代の美しさが話題になった挙げ句「その小池さんがウチダさんのファンなんやもんなあ。口惜しいわ」と鷲田清一に言わしめたというエピソードが書かれている。
鷲田清一は1949年生まれであるから、小池昌代よりさらに10歳年上ということで今年59歳になろうか。哲学者であり、現在は大阪大学総長としても活躍している。
次時から本格的に教科書の「〈顔〉を差しだすということ」を読んでいく。本時の初読では「難しかった」「わからない」……といった感想が多く寄せられたが、そんな文章だからこそ読み応えもあるんですねぇ〜。テキストと格闘しつつも、愉しんで読みましょう。


【オマージュ】hommage(仏)=尊敬。敬意。賛辞。英語流に言う「リスペクト(respect)」と同義であるが、芸術や文学に関して使われることが多い。