「虹の女神」

岩井俊二がプロデュースし、熊澤尚人が監督した2006年公開の作品。
熊澤監督の出身大学である成城大学や、岩井俊二が他の作品（「リリィ・シュシュのすべて」や「花とアリス」など）でも好んで使う栃木県足利市で撮影されている。
第１章では主人公が印象的な虹を写メして誰かに送るシーンで始まり、映像制作会社の現場で働く（こき使われる？）主人公の男性（市原隼人演じる智也）と何らかの関係があるらしき女性（上野樹里演ずる“あおい”）が飛行機事故で亡くなり、長女を喪失した父・母・妹（蒼井優演じる“かな”）一家の様子が淡々と描かれる。
第２章以降、回想シーンや劇中劇の形式で登場するあおい主演の映画『THE END OF THE WORLD』にも注目。