『月に吠える』序 《漢字語句》

情調(じょうちょう)物事にふれて呼び起こされるさまざまな感情。
演繹(えんえき)一つの事柄から他の事柄へおしひろげて述べること。
顫動(せんどう)小刻みにふるえ動くこと。
流露(りゅうろ)心のうちにあるものが外にあらわれ出ること。
気韻(きいん)書画などの、気品のある趣。
気稟(きひん)生まれつきもっている気質。
稀薄(きはく)ある要素が乏しいこと。〔=希薄〕〈⇔濃厚〉
香味(こうみ)飲食物のかおりと味。
素樸(そぼく)仕組みや技術が単純で、あまり手が加えられていないこと。〔=素朴〕
芳純(ほうじゅん)酒などの香りが高く味のよいこと。〔=芳醇〕
特種(とくしゅ)特別な種類。
以心伝心(いしんでんしん)ことばによらなくても互いに気持ちが通じ合うこと。
不可思議千万(ふかしぎせんばん)この上もなく不思議に思える状態。
傍人(ぼうじん)そばにいる人。
智識(ちしき)ある物事について認識し、理解していること。また、その内容。〔=知識〕
戦慄(せんりつ)恐ろしさのために体がふるえること。
ぽつねん【〜と】ひとりでさびしそうにしているさま。〔=alone〕
霊智(れいち)はかりしれないほど深く、すぐれた知恵。〔=霊知〕
奇蹟(きせき)常識では考えられない不思議な出来事。〔=奇跡〕
霊妙(れいみょう)人知でははかり知れないほどすばらしいさま。
叡智(えいち)すぐれて深い知恵。高い知性。〔=英知〕
不具(ふぐ)体の一部に障害があること。《*差別用語として現在では使うべきでないとされている》
焦躁(しょうそう)いらだち、あせること。〔=焦燥〕